いわき市立美術館 Iwaki City Art Museum

1984年、福島県いわき市の街中に開館。戦後の現代美術を主な収蔵品として、コンパクトながらパワフルな活動を展開しています。日ごろのあれこれを発信中!

好評開催中 「ロートレックとベル・エポックの巴里─1900年」

現在開催中の「ロートレックベル・エポックの巴里─1900年」展をご覧になられた来館者の方のコメントを紹介します。

展覧会を見るかどうか、迷われている方は、その判断にもご利用ください。

みなさまのご来館をお待ちしております。

「『古きよき時代』のパリを感じることができました。上手に言葉にできないのですが、酔いしれました。すばらしい作品の数々をみせていただきまして感謝しています。」(50代)

「美術について無知なのですが、楽しく充実した時間を過ごすことができました。」(40代・女性)

「絵画が大衆のものになっていく過程が感じられました。作品のいくつかは、現代の若い人たちが親しんでいるイラストと似ていておどろきます。」(50代・女性)

ベル・エポックの巴里へタイムスリップして、無心に楽しむことができました。芸術の花開いた美しい時代、洗練された美しい芸術にふれ、心が洗われました。美しい物は心の栄養になりますね。」(40代・女性)

「ポスターになっているロートレックの作品は、美術の教科書で見たことがあり、とても興味を持ちました。また、以前からミュシャに関心があり、いわきで見られるとは思わなかったのでとても嬉しいです。1900年前後の作品は現代にとても近く、当時の感性も似ているのでしょうか。古さを感じず、面白く拝見いたしました。」(20代・女性)

「写真撮影がOKだったのがありがたかったです。たくさんの作品があって楽しかったです。」(20代・女性)

ワークショップ参加者を募集しています。

色彩心理研究の第一人者、末永蒼生さんやNHK「にっぽん紀行」「こころの時代」などのテーマ曲で知られる「瞑想のピアニスト」ウォン・ウィンツァンさんら専門家4人をお招きした音楽と絵と身体によるワークショップ「新しい幸福へ 音楽・絵・ボディをとおして自分に出会う」の参加者を募集しています。

期日は11月3日(金)と4日(土)の2日間。企画展「ロートレックベル・エポックの巴里―1900年」に関連した内容で講師とのトークや色遊び、音楽とダンスワークのセッションなど、バラエティに富んだ内容で充実した時間を過ごしながら「自分」を見つめ「幸せ」を考えます。

詳しくは、下記URLより募集内容をご確認ください。

なお、2日間連続での参加が難しい方もご相談ください。3日(金)のみ参加の方は受け入れが可能です。

カラーセラピーや心理学に興味のある方、自分の手や体を動かして何かを感じたい方、もちろん、ウォンさんのピアノ演奏をまじかで見たい方、お話してみたい方も心よりお待ちしています。


【募集ちらし】はこちらから
 
    http://www.city.iwaki.lg.jp/www/contents/1490255654079/files/lautrec_ws.pdf

現代アートの輝き展 総選挙!

いわき市立美術館のコレクション大放出の「現代アートの輝き」展では、

あわせて投票企画も実施しています。その名も…


現代アートの輝き展総選挙!!!


展示作品のなかからあなたの「推し」を見つけて投票しよう!
というものです!



どのくらい投票してもらえるかな…という不安は杞憂に終わり、

展覧会開始当初からかなりの投票率をマークしています。


難しい。よくわからない。

が先にきがちな現代アートの垣根を取り払おうと、あえて「難しいことは抜きにして」

ピーンと来たものを選んでもらったためでしょうか。

寄せられるコメントがとても面白いのです。

美術館一階の選挙速報コーナーや館公式ツイッターでも紹介していますが、

ここでは長文のコメントを紹介させていただきます。

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  アントニー・ゴームリー《見ることを学んでいる》
  人は背負っている物が多いはず。それぞれの人生色々あるけど
  いつも立つしかないんだ
  どんな事が前に来てもずっと立つ…戦争が起きても…震災で悲しいことを知っても…
  人は生きていかなければならない
  55歳女性

→作者自身から型を取った等身大の彫刻作品。
 鉛でできたこの立像は、まっすぐに前を向き、直立不動でそこに静止しています。
 「人は背負っている物が多い」というコメントを読んで、その鉛の肩の上に
 色々なものが見え、はっとさせられました。

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  ホルスト・アンテス《家族》
  家族をシンプルな形で表現している。
  エジプトのピラミッドの壁画を連想させる。
  普遍的なものを感じる。
  60歳女性

→アフリカや北米の先住民の文化に影響を受けたアンテス。
 たしかにどこか古代の壁画のようなプリミティブな雰囲気があります。
 彼が描く「頭足人」と呼ばれるモティーフの大きく穏やかな目は、
 時空を超えた遥かかなたを見つめているようです。

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  鈴木芳子《ある一族の肖像》
  ある一族、全員の表情が不穏。胸の内を聞いたら恐ろしそう。
  そんな中で育った彼女を思うとつらい。
  一番インパクトがあった。
  46歳女性

→複雑な家庭環境で育った作者は、負の心境を画面にぶつけるように
 家族を中心とした迫力に満ちた人物像を描きました。
 コメントで書いていただいた通り、この作品の感想で多いのは
 「とにかく不穏」。でも多くの人が共感しているのです。
 誰もが持っている負の心情に訴えかけ、解放してくれるからかもしれません。

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  イヴ・クライン《人体測定 ANT66》
  近くで観た時、離れて観た時の表情が違って見える。表面的では無く
  内面からの神秘性をまとっていて、素敵な作品。
  19歳男性

→作家自身が開発した「クライン・ブルー」という顔料を使って制作された作品。
 鮮やかなブルーが展示室に神秘的な空気をもたらしています。
 横に長く大きな画面だからこそ、立つ位置によって見え方も違います。
 神秘思想や宇宙論に関心を持っていたイヴ・クライン
 「内面からの神秘性」とはまさに鋭い指摘です。

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いかがでしたでしょうか。
Twitterや美術館ロビーで投票された方のコメントをチェックしてみてください!

現代アートの輝き展 始まりました

現代アートの輝き──多様な人間像──ピカソからウォーホルまで」展は昨日からオープンしています。10月22日まで。

展覧会の内容は次のページをご覧ください。

http://www.city.iwaki.lg.jp/www/contents/1490254435450/index.html

来館者の声を紹介します。

「このように常設展だけでなく、収蔵作品をたくさん見せていただけると、何か、とても誇らしい気持ちになりました。わたしたちの街には、すてきな美術館があるのですね。」(50代・女性)

「こんな素晴らしい作者たちの展示があると思わなかった。タイトルに著名な作者などの名を入れたらもっと集客できたのではないか。広く皆に見てもらいたい。」(70歳以上・女性)

みなさまのご来館をお待ちしております。

「魔法の美術館」2万人目の入場者は?

年齢を忘れて楽しめる「魔法の美術館」は、おかげさまで大盛況です。8月15日の開館後まもなく1万人目の入場者を記録し、市内からお越しの3歳の男の子とそのお父さんにプレゼントが手渡されました。

今週中には、2万人達成も予想されています。
さて、次のサプライズ来館者はどなたになるか、とても楽しみです!



明日8月25日(金)は、今年最後の夜間開館(夜8時まで)です。
仕事帰り、冷たいビールの前に美術館で楽しくひと汗かいて行くというのはいかがでしょうか?

美術館は「福島クールシェア」施設です!

久々に蒸し暑い日になりましたね。
ちょっと動くと汗が噴き出す蒸し暑さ!

そんな時は、美術館でちょっとクールダウンして行きませんか?

冷房の効いた涼しい公共施設を利用してご家庭の節電に役立てる「福島クールシェア」施設として、いわき市立美術館をぜひご活用ください。


展示室は有料ですが、ロビーなら気兼ねなくくつろぐことができます。
大き目の革のスツールやソファーは、とってもゆったりしていて座り心地バツグンです。

ここに座れば、美術館北側に見える三沢憲司氏作の彫刻石庭からも、木陰の涼やかな風を感じることができるかもしれません。









また、受付にお声がけいただければ、映像コーナーで美術関連の映像資料を見たり、インターネットのご利用も可能です。


外回りの途中、昼休みのひと時、お買い物のついでに、ぜひ「福島クールシェア」をご体験ください。
ロビー利用オンリーの皆様、心よりお待ちしております。

駐車場について

美術館を利用する際、駐車場にお困りの方も多いはず。当館にも、かつては専用駐車場があったのですが、現在は、周辺公共施設(市役所、アリオス、東分庁舎、文化センターなど)との共用駐車場をすべてご利用いただけるようになっています。

しかしながら、本日は、文化センター駐車場が使えません。全館排水管等高圧洗浄作業のため、敷地全面立ち入り禁止になっています。

本日美術館をご利用の方は、文化センター以外の周辺駐車場をご利用ください。

美術館周辺駐車場情報URLはこちらです。http://www.city.iwaki.lg.jp/www/contents/1001000005269/simple/tyuusyajou2015.pdf