いわき市立美術館 Iwaki City Art Museum

1984年、福島県いわき市の街中に開館。戦後の現代美術を主な収蔵品として、コンパクトながらパワフルな活動を展開しています。日ごろのあれこれを発信中!

美術館でコンサート

約30年前の開館以来、いわき市立美術館では、コンサートやさまざまなアート・パフォーマンスを紹介しています。最近では、近くにアリオスも開館し、充実した舞台芸術や音楽会を鑑賞する機会も増えました。
 
なぜ美術館でわざわざコンサートなのか?と怪訝に思われたり、批判された頃もありました。でも今では、美術館のロビーや展示室を使って、いろいろな美術品と一緒に音楽やダンスやさまざまなパフォーマンスを楽しむ時間を、とても楽しみにしてくださる方々が大勢いてくれるので、企画にも力が入ります。

さて、今回は、12月2日(日)午後2時から 1階ロビーでコンサートを開催します。
イタリアの彫刻家で宗教美術に深いかかわりをもつクロチェッティ展ならではの音楽をセレクション。古いイタリアの宗教曲や世俗の歌を、リュートの調べにのせて歌っていただきます。出演は、声楽アンサンブル・セグレタ(秘密結社)の皆さんとリュート奏者、田村仁良(たむらよしふみ)さん。

イタリア・ルネサンス時代の古式ゆかしい音色が、美術館の石づくりの建物に響き渡る音色は、さしずめ荘厳な教会音楽のように聞こえるかも…。

主な演奏曲は次のとおりです。
ヤコブ・アルカデルト「白く優しい白鳥」
チプリアーノ・デ・ローレ「別れの時に」
ジョヴァンニ・ダ・パレストリーナ「そこに夜明けが」


また、毎年成人の日に、常設展示室の中で開催する「春を祝う」コンサートには、NHK「笛はうたう」などでおなじみの吉澤実さんが、いわきの皆さんを音楽で元気づけたいと応援に来てくださる予定です。お楽しみに!詳細は、追ってお知らせします。

「クロチェッティ展」に関して、先週一週間に寄せられたコメントをご紹介します。

・デッサンをしてみたいと思いました。(50代・男性)
・分りやすい芸術で良かった。(70代以上・女性)
・「ねこ展」もよかったけど「クロチェッティ展」もとてもすばらしい。(50代・女性)
・作品がすばらしいです。とても生き生きとして迫力がありました。(20代・女性)
・すばらしい彫刻が多かった。また、このような企画をたててほしい。(30代・男性)
・間近に見られてとても良い。会場が明るいのも鑑賞しやすい。(60代・男性)
・美術館に寄贈された作品、うれしく思いました。(60代・女性)
・今までで一番良かったです。人物画、デッサンの勉強に役立てたいと思います。(60代・女性)