いわき市立美術館 Iwaki City Art Museum

1984年、福島県いわき市の街中に開館。戦後の現代美術を主な収蔵品として、コンパクトながらパワフルな活動を展開しています。日ごろのあれこれを発信中!

日本画材でぬり絵

10月12日(土)に、泉公民館の少年学級のみなさん21人と、岩絵具や顔彩を使ってぬり絵に挑戦してきました。

今回は、アート・セラピストの末永蒼生先生のご許可をいただき、ハート&カラー制作のアートセラピーぬり絵をモチーフに色紙絵作りを楽しみました。
最初に、20種類のぬり絵の中から好きな絵柄を選んで、色紙にカーボン紙で写し絵し、それに岩絵具や顔彩を中心に彩色してゆきます。


岩絵具を溶き皿を使って指で溶いたり、ほそ〜い面相筆を使って色を塗ったり、色紙は絵の具が染み込みやすく、不思議なぼかしやムラができて、いつもの図画の時間と違った感覚!


宇宙に思いを馳せながら、緑の自然を思い描きながら、あるいは、大切な人に感謝の気持ちを込めて、大すきな恐竜や楽しげな音符の絵など、2時間後には、それぞれの気持ちが色とりどりの色彩となった子どもたちの色紙絵が完成しました。
岩絵具はとても高価で色数をたくさん揃えてあげられなかったけれど、濃淡を工夫したり、水彩絵具との混合技法で、どれもが個性的で色彩豊かな作品に仕上がりました。

日本画材のコースは、大人の方にも十分楽しい内容です。興味を持たれた方は、美術館「アート・キャラヴァン」係までお問い合わせください。