いわき市立美術館 Iwaki City Art Museum

1984年、福島県いわき市の街中に開館。戦後の現代美術を主な収蔵品として、コンパクトながらパワフルな活動を展開しています。日ごろのあれこれを発信中!

今週のアートキャラバンをまとめてご報告

今週は4回のキャラバンに出かけました。

18日(火)は、海のよく見える公民館で「豊間わかば会」のみなさん26名と「アートセラピーぬりえ」体験をしてきました。この地区は、東日本大震災津波被害にあい、今でも地元を離れた高台に避難している方々も多くいます。われわれ美術館スタッフは、セラピストではないので特別なお話やカウンセリングなどはできませんが、子ども時代を思い出してクレヨンや色鉛筆などで自由に彩色するみなさんは、とても楽しそうでした。最後には、ご自分のぬりえを笑顔で見せに来てくださる方や家でもやってみたいという方もいてホッとしました。 



19日(水)と20日(木)は、美術館そばの中央公民館、勿来駅近くの川部公民館の2か所で「煎茶」のワークショップを紹介してきました。講師は、日本茶インストラクターの梶塚宏之さんとアドバイザーの高原あかねさん。「おもてなしのお茶」「味わうお茶」について、実際にお茶を入れ味わいながら確認し、また、たのしいおしゃべりにも花が咲いて、みなさん良い笑顔で帰って行かれました。

そして、21日(土)は、上遠野公民館ジュニアリーダー教室の29名の元気な小学生といっしょに「スイーツデコ」を楽しみました。最初は、なんとなく落ち着かない雰囲気だったのに、見本を見たり、実際に粘土を使いだしたとたん、みな真剣な表情に…。色彩もデコレーションもとても個性的、中には、自分で細かなパーツを一生懸命作ってデコレーションする子もいました。
どの会も、それぞれに素敵な人たちの楽しそうな笑顔に出会えて、私たちキャラバン・スタッフもずいぶん励まされています。