アートキャラバン・ファイナル

長いと思った1年半もあっという間に過ぎ、とうとう最後のアートキャラバンをご報告する日を迎えました。

11月６日（木）には、川前12区サロンのみなさんと日本画材を使った色紙絵ぬりえ体験をしてきました。
山間部の川前地区は、朝晩はぐっと冷え込み少しずつ紅葉も進んでいましたが、この日はとても暖かく、カメムシの突然の訪問に苦笑しながらのワークショップとなりました。
最初は、難しそうだ…と緊張気味だったみなさんも、少しづつ色を使いだすと打って変わって笑い声まで聞こえる楽しい時間となりました。

11月８日（土）には、菊田小学校子ども会のみなさんとどろだんご作りです。
子ども会の行事とはいえ、下は幼児から中学生、保護者までと幅広い年齢の参加者が揃い、それぞれの年齢に合わせた指導を心がけながら「ぴっかぴか」のどろだんごをめざしました。

そして今日13日（木）には、四倉老人福祉センターのいきいきデイクラブのみなさんと「世界に一つだけのグラスアート」に挑戦です。ルーターワークで自由に模様を彫り込んでオリジナルグラスに仕上げます。
案の定、「できない」「手が震える…」など、最初は消極的な声があちこちから聞こえていましたが、ルーターの使い方になれるや「これは面白い、もっとやってみたい」と積極的なご意見が多数をしめました。
百円ショップで道具も材料も揃えられるお話をしたところ、みなさん目をキラキラさせていました。

のべ2000人を超える参加者のみなさん、アートキャラバン事業に興味を持ってご尽力くださった関係施設、ご担当のみなさん、そしてもちろん、ワークショップ、パフォーマンスをプロの力で盛り上げてくださった講師のみなさん、心より感謝いたします。
アートキャラバン３は、ひとまず終了ですが、あちこちから予想を超える反響と継続希望の声をいただき、来年度以降について館内で真剣に話し合う機会をいただきました。
またどこかでみなさまと出会い、素敵な時間を過ごせる事業をいろいろ検討してまいります。
これからも、いわき市立美術館をよろしくお願いします。