いわき市立美術館 Iwaki City Art Museum

1984年、福島県いわき市の街中に開館。戦後の現代美術を主な収蔵品として、コンパクトながらパワフルな活動を展開しています。日ごろのあれこれを発信中!

ピアニストの郄橋アキさんらによるコンサートが開催されました。

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実験工房」が縁でニューヨークで知り合った3人のアーティスト、郄橋アキ(ピアニスト)、荒川医(あらかわえい/現代美術家)、サージ・チェレプニン(音楽家現代美術家)が、いわき市立美術館に来館。開催中の「実験工房展」にちなんだパフォーマンス&コンサートを開催しました。
メンバーの荒川さんが、いわき市の出身であることもあって、いわきでの開催が実現しました。

郄橋アキさんは、実験工房のメンバー故秋山邦晴氏の夫人でもあり、今回のパフォーマンス内容も、3人それぞれの秋山邦晴氏のイメージに由来するものだったようです。

秋山邦晴作詞、武満徹作曲による「さようなら」の演奏(ピアノ:郄橋アキ/歌:荒川医)にはじまり、朗読や音響によるパフォーマンス、ピアノの弦をひっかいたり、叩いたりして演奏するプリペアドピアノ演奏や来場者も巻き込んだ1時間のプログラムは、厳かな中にもアットホームな温もりをかんじさせるものでした。

郄橋さんのピアノ演奏を聴いて、サティは無論、ジョン・ケージメシアンの音楽も良いもんだな…と思った人も少なくなかったはず。
三人のみなさんのますますのご活躍を応援しています。