いわき市立美術館 Iwaki City Art Museum

1984年、福島県いわき市の街中に開館。戦後の現代美術を主な収蔵品として、コンパクトながらパワフルな活動を展開しています。日ごろのあれこれを発信中!

ニューアートシーン・イン・いわき松本和利展」はじまりました。


1970年代から80年代、いわきの美術運動に若々しい一石を投じた松本和利(旧姓 林和利)の個展が今日から始まりました。諸事情から美術活動を停止していましたが、2011年の東日本大震災によって揺り動かされ、再び、美術の現場にもどってきました。20数年のブランクを感じるどころか、年齢を重ねた深い思いや鋭くも包容力のある感覚が、時間を忘れるような静謐な、美しい空間を生み出しました。
特に、雨や曇りの日、夜間開館(金曜日は夜8時まで開館してます)には、映像では絶対に伝えられない美しい蒼の世界をご覧になることができるでしょう。
また、会場を静かに包み込むのは、イワン・ジョンソンズさんの名曲「水電話」。
蒸し暑さを心地よく忘れさせてくれる「松本和利展」へぜひお越しください。
時々、会場にご本人がいます。お話もとても面白い方なので、偶然の出会いにもご期待ください。